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山中湖マウント富士の和食レストラン「和彩 旬華」。12月のディナーは、正統派日本料理40年のキャリアを持つ和食料理長・田村道男が山梨県の地元食材をふんだんに用いたディナーコース「師走を彩る山梨ブランド」をご用意いたします。また、今回はクリスマスシーズンにふさわしい華やかな彩りにもご注目ください。

「昨今のフランス料理では、和食の出汁や味噌を使ったメニューなどカテゴリーを超えて互いのよいところを取り入れていく流れがあります。当レストランでもクリスマスシーズンを迎える12月は、洋のエッセンスを加えた新たな趣向の和食コースをご提案いたします」（田村）。

そうした趣向が色濃く表れているのが先付とお椀。
先付の「甲州地鶏聖夜仕立て」は甲州地鶏でセロリ、ネギなどを巻き、甘辛い出汁をくぐらせた後、海老の頭から旨味を抽出したアメリケーヌソースを合わせたもの。白皿に盛り付けられたフレンチのような華やかなプレゼンテーションもこれから始まる素敵なひとときを予感させてくれるでしょう。広い土地で時間をかけて育てられた甲州地鶏は、噛みしめるほどに旨味があふれます。ぜひご堪能ください。

続くお椀は「鰻の蕪蒸し ビーフコンソメ仕立て」。タレ焼きした鰻に、おろした蕪をまとわせて蒸し上げ、出汁と甲州牛からとったスープを注ぎました。和洋が絶妙に融合した独創性が光る一品です。

お造りは爽やかに香るグレープフルーツに、本鮪と生うにの石カレイ巻きを乗せて。たまり醤油にだし昆布と削り節を合わせたつけタレでお召し上がりください。