東急ハーヴェストクラブスキージャム勝山
日本海の幸をはじめ、
白山の雪解け水が育む良質の米や野菜など、
豊かな食材に恵まれた福井県。
こうした風土から生まれた郷土料理の新たな魅力を
発信する和食会席「白山」をお愉しみください。
My Harvest
地産地消に積極的に取り組む東急ハーヴェストクラブスキージャム勝山のレストラン「ウインドブレイク」では、夏バテ防止と郷土料理の魅力をお伝えしたいとの思いを込めた和食会席「白山(はくさん)」を、7~8月のディナータイムにご用意いたします。地産の野菜をはじめ海の幸など旬の味覚を厳選した、福井県ならではのコースに仕立てます。
その中でもぜひお愉しみいただきたいのが、郷土料理の一つ“へしこ”です。へしこは、鯖などの魚を米糠に漬け込んで熟成させる発酵食品で、福井県では保存食として親しまれてきました。鯖のへしこにはペプチドや乳酸菌が含まれており、免疫力アップ、整腸作用などに期待できるので、夏バテ予防にもぴったりです。
今回は、このへしこづくりにホテルスタッフがオリジナルレシピで挑戦しました。仕込みは鯖に脂が乗ってもっとも美味しくなる2月。内臓を取ったあと一度塩漬けして余分な水分を除いた鯖に、地元の平泉寺米の米糠と一本義久保商店の酒粕を加えてまぶし、半年間熟成させました。一般的なへしこは常温で発酵させますが、今回は勝山市で古くから使われている雪室の中で低温熟成。そうすることで塩分を抑えることができ、魚の味が際立ったまろやかな味わいになります。スタッフが自ら仕込んだへしこは128本の数量限定なので、ぜひこの期間にご堪能ください!
和食会席「白山」ではコースのお食事に、オリジナルレシピで低温熟成した旨味たっぷりのへしこが蕎麦と共に登場します。
一本漬けのへしこはスライスし、天火で軽く焼いたあとほぐし身に。これを冷水でしめた平打の越前蕎麦に絡めて盛りつけます。福井県は2020年の「おいしい蕎麦産地大賞」でグランプリを獲得した実績があるほどの蕎麦の名産地。この蕎麦とへしこにエゴマ油を少しだけ加えることで、しっとりとなじませました。
越前蕎麦は、たっぷりの大根おろしと共にさっぱりといただくのが特徴。今回は辛味大根おろしに加え、薬味としてわさびの葉、ミョウガ、大葉、三方五湖産の梅肉、新生姜などもご用意いたしました。また、そばつゆにつけるのではなく、汁そばスタイルも越前蕎麦の特徴の一つです。へしこ蕎麦の掛けつゆは、鯖節をベースにウルメイワシや白醤油を加えたホテル特製となっています。
へしこ蕎麦は、しっかりしまった蕎麦の香りと、香ばしさをまとったへしこの風味が、上品なつゆと薬味で引き立つ滋味深い一品。昔からこの地域で食されてきた郷土料理の、新たな愉しみ方をお試しください。
Drink