東急ハーヴェストクラブ山中湖マウント富士
富士北麓エリアは、避暑地としても知られ、夏でも過ごしやすい爽やかな気候が特徴。
夏でも溶けない氷がある風穴や富士の天然水を使ったかき氷、
湖面を渡ってくる清々しい風など、都会の暑い夏を脱して味わいたい“涼”が盛りだくさん。
夏休みのこの時期、ご家族そろって山中湖の“涼”を満喫してみては。
My Harvest
富士山麓には噴火でできた風穴と呼ばれる溶岩洞窟があり、そのいくつかは内部に入ることができる。今回は、洞窟探検家として活躍する吉田勝次さんおすすめの風穴を紹介する。そこは記録に残る中では最も大規模な噴火「貞観の大噴火(平安時代)」で流出した溶岩が造った洞窟で、奥行きは約200mもある。内部は真夏でも0℃近くで、整備された観光風穴とは違い、自然そのままの真っ暗闇を探検するアドベンチャー体験ができ、小学5年生から健脚なシニアまで楽しむことができる。
この風穴には、ガイドを伴ったツアーでしか入れない。まずは青木ヶ原樹海を15分ほど歩く。歩きながら、ガイドが噴火で流れ出た溶岩で富士山北麓にあった剗の海 (せのうみ)が分断されて西湖と精進湖ができたこと、溶岩流の上に約1200年の時を経て青木ヶ原樹海が形成されていることなどを説明してくれる。
そして、いよいよ風穴に到着。防寒具を整え、溶岩の割れ目からはしごを使って降りていく。すると一気に冷気に包まれて光のない世界に。見えるのはヘッドライトに照らされた部分の溶岩肌だけ。慎重に20分ほど進むと幅10m、高さ約8mの大きな空間が現れる。足元には、深さ2〜3mに渡る透き通ったツルツルの氷の床が一面に広がっている。上から落ちてくる水滴の音や周りの氷の床が、ライトの光を受けて幻想的な輝きを放つ。
「洞窟探険とは地球の中を見ること。その中でも火山洞窟(溶岩洞窟)では火山噴火にともなう溶岩流により生成された痕跡が見て取れます。約1200年前にこの場で起こったことを考察できるのも醍醐味の一つです。」と吉田さんは話す。この夏は、地球の営みを感じる神秘の世界を体験してみてはいかがだろう。
左:横澤 健一 右:秋山 みすず
河口湖大橋南交差点近く、いやしの宿「湖岳荘」内に店舗を構える埜蜜喜 YAMITSUKI(やみつき)。富士山天然氷蔵元の「不二」の天然氷と山梨の恵みを使ったシロップでつくるかき氷が味わえる。天然氷は冬に切り出して氷室で夏まで保存。純度が高い氷は溶けにくく薄く削るとふわふわな食感となり、シロップとの絡みも抜群だ。シロップはすべて手づくりで、店主自ら生産者を訪ねて納得のいく素材を使っている。とうもろこしやかぼちゃを使ったシロップはその意外性とおいしさにリピートする人も多いそうだ。
山中湖畔沿いに建つカフェ。心地よい涼風が吹抜けるテラス席からは山中湖越しに雄大な富士山を見ることができる。おすすめのメニューは米粉で作ったグルテンフリーのバンズを使ったオリジナルライスバーガー。あいびき肉、しそ、ごぼうサラダ、椎茸、れんこんでつくったパティにテリヤキソースを合わせた和風の味付けが特徴。このほかパンケーキも人気。北海道産の小麦粉と地元の富士北麓卵を使い、卵感もたっぷり。小倉餡と黒蜜を合わせて召し上がれ。
中庭に、パノラマデッキが新登場しました。大出山の山頂に建つ山中湖マウント富士は標高約1,100mに位置するので、夏でも涼しく爽やか。デッキにご用意したイスに座って、眼前にそびえる富士山の眺望を、ぜひお楽しみください。特に夕暮れ時は絶景。刻々と変化していく富士の姿は神々しささえ感じるでしょう。
新設したパノラマデッキでパティシエ特製の絶品スイーツやビールを味わい、富士山を眺めながら、優雅なひと時をお楽しみいただけます。
また、年間を通してさまざまなイベントも開催!生演奏のジャズライブやものまね芸人による楽しいショー、優雅に踊るフラダンスなどをご観賞ください。そのほか参加型のイベントとしてヨガ教室、フラダンス教室なども開催予定ですのでぜひお楽しみください。
富士山と自然を知り尽くしたネイチャーガイドが案内する特別プログラムを毎週土曜に開催しています。内容は、満天の星空を楽しむ「星空観察」、ホテルの中庭に住むムササビに約80%の確率で出会うことができる「空飛ぶムササビウォッチング」、焚き火でマシュマロを焼いて食べる「焚き火 薪割り体験」など。都会ではなかなか体験できないプログラムに、ぜひご参加ください。
開催日:毎週土曜日 20:00~21:00