東急ハーヴェストクラブ伊東
首都圏からも手軽に訪れることができる伊東。
海岸や山が間近にあり、
街なかに立つ東急ハーヴェストクラブ伊東から
歩いて回れるエリアには由緒ある古社や古刹、史跡、
情緒漂う建物などが点在する。
今回はそんな伊東の街歩きの楽しさを
名物ガイドの梅田泰史さんにご指南いただいた。
My Harvest
温暖で風光明媚、温泉地として全国的に名を馳せる伊東。「それだけではなく、伊東にはさまざまな魅力的なスポットが混在しています」と話すのは、東急ハーヴェストクラブ伊東で街歩きイベントのガイドをしている梅田泰史さん。こぢんまりした街は徒歩散策に最適で、意外なところに新しい発見があるという。今回の特集では梅田さんの案内でおすすめスポットを紹介しよう。
街歩きの際はテーマを決めるのも一興。文人墨客の保養地として、その後はレジャーブームの団体旅行の地として栄えてきた往年の風情をまずは楽しもう。その代表格が昭和初期に建てられた温泉旅館の東海館だ。
「東海館は伊東市に寄贈され、館内を見学できます。木造3階建の建物は各階の棟梁が異なっており、腕を競ってつくられました。木目を生かした質のよい木材、細かい細工が美しい客室の飾り窓、床柱、彫刻、書院障子、昔ながらの照明器具などにも注目してみてください」。
土日祝日は日帰り温泉を利用できます
わらびもちセット 440円/あんみつ 550円
見学 | 喫茶室 | 日帰り温泉 | |
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営業時間 | 9:00〜21:00 | 10:00〜17:00(L.O.16:30) | 11:00〜19:00 |
休業日 | 第3火曜(休日の場合は翌日) | 平日 | |
入館料 | 大人200円、小人100円 | 大人500円、小人300円 |
昔日の面影が残る建物が並ぶ猪戸通り。商店街が続くその先に、木下杢太郎記念館が現れる。
「木下杢太郎は伊東を代表する知識人の一人で医学者であるとともに詩、文学、美術など広い分野で優れた功績を残しました。記念館は杢太郎の実家が営んでいた商家を改装したもので、1907(明治40)年の建造物です。また奥にある杢太郎の生家も見学でき、土間の台所や囲炉裏を切った畳の間など往時の生活空間を知ることができます」。
伊東散策の小休憩には、アメリカ西海岸のレトロなカフェをイメージしたという喫茶店「スイートハウスわかば」はいかがだろう。ほとんどのメニューは自家製で、人気は濃厚な味わいのソフトクリームやプリンとフルーツたっぷりのアラモードなど。やさしく懐かしい味わいが店の雰囲気とよくマッチしている。オリジナルスイーツを楽しみに遠方から訪れるファンも多いそうだ。
スペシャルアラモード/1,050円
源頼朝が、平安時代末期に流人生活をしていたといわれる伊東。古くからの人々の営みが続いていると感じるこの場所には、頼朝や統治者だった伊東家にまつわる史跡が各地に所在する。
葛見神社は、伊東家の初代家次が社殿を造営。京都の伏見稲荷大社を勧請合祀した市内で最も古く格式の高い神社で、伊東家代々の尊崇と保護を受けてきた。境内では樹齢2000年を超える巨樹が参拝者を見守る。
松川沿いにひっそりと立つ音無神社は、頼朝と伊東祐親の娘、八重姫が愛を語らったところ。祭神は豊玉姫命で安産の神としても知られ、お産のお礼に底の抜けた柄杓を奉納する風習が残っている。
八重姫は頼朝との間に千鶴丸と名付けた子をもうけるが、千鶴丸は平家の怒りを怖れた祐親によって殺められ、頼朝も殺害を怖れ伊東から去ってしまう。最誓寺は千鶴丸の菩提を弔うため、北条義時に嫁いだ八重姫の発願で建立されたと伝えられている。
市役所隣接の伊東家館跡にあたる物見塚公園もあわせて巡ってみたい。
「往時に思いを馳せながら歴史舞台の散策を楽しんでください」。
木々の色づきを愉しめるこの季節。間近に自然あふれるスポットがあるのも伊東の魅力と梅田さんは語る。
「海岸に行けば潮の香りや海風が心地よく、冬は街なかを流れる松川にゆりかもめや鷺が訪れます。山側には湧水から続く清流沿いに散策できる丸山公園があり、紅葉スポットとしても知られています」。
また、錦繍の時期はちょっと足を伸ばして一碧湖を訪れるのもおすすめだという。紅葉を愛でながら湖畔を一周する約4kmの遊歩道をゆっくり散策してみてはいかがだろう。
紅葉の見頃:11月下旬~12月上旬
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ホームページにてご案内しますので、ぜひご参加ください。