東急ハーヴェストクラブ蓼科/蓼科アネックス/蓼科リゾート
木々の緑が美しさを増し、生命の息吹に満ち溢れるこの時期、
清々しい高原のガーデン散策はいかがだろうか。
東急リゾートタウン蓼科のあるエリアから清里にかけて、
八ヶ岳南麓をぐるりと囲むように趣向を凝らしたさまざまなガーデンが点在する。
それらは、まるで山々を彩る艶やかなネックレスのよう。
今回はその中からおすすめの4つのガーデンをご紹介する。
My Harvest
八ヶ岳連峰の一角、蓼科山の西側、標高約1100mにある「蓼科高原 バラクラ イングリッシュ ガーデン」。約1万㎡の敷地にオーナーのケイ山田氏の総合監修のもと、設計から石工、ガーデナーまで英国人の専門家により創り上げられた本格的英国式庭園だ。東急リゾートタウン蓼科からは、車で約10分で到着する。
施設名からはバラ園を想像するかもしれないが、実はファッションブランドの名称「バラ色の暮し」からとったネーミング。2020年には英国の伝統ある園芸の組織、英国王立園芸協会(RHS)のパートナーガーデンにヨーロッパ以外で初めて認定を受けたという由緒ある庭園だ。英国に近い蓼科の自然環境のもと、四季折々の花の協演が楽しめる。散策の際は、園内のベンチに腰を下ろし、花々のやさしい色と香り、そして蝶や蜂が飛び交い鳥たちがさえずる、心地よい癒しの空間をゆっくりと堪能したい。
庭園散策後には園内のレストラン「ジャルディーノ」でのアフタヌーンティーはいかがだろうか。開園以来提供し続けているスコーンやケーキの女王ハンナ・マイルス氏のレシピによるスイーツ、サンドウィッチなどが楽しめる。食事プレートやシャンパンの付いたハイティーもあるので、優雅なランチタイムを過ごすこともできる。気候のよいときは庭園を見渡すテラス席もおすすめ。
清里の隣町にある「八ヶ岳倶楽部」もおすすめしたい施設の一つ。故柳生博さんが家族や友人、スタッフとともに、荒れ果てた人工林を本来の広葉樹林の森に戻し1989年にオープンしたという。7000本以上の木々を植樹し、枕木の散策路を作り、間伐や剪定、下草刈りなどを40年以上続け、春のカタクリ、夏の木々の木洩れ陽や、秋の紅葉や冬の雪景色まで四季折々の移り変わりを楽しめる。森に包まれるようなテラス席のあるカフェレストラン、さまざまなジャンルの作家作品を展示販売するギャラリーや、ガーデンショップなども点在。森の中では月1〜2回、森林セラピストによる、自然とつながり自分を見つめることを目的としたリトリートプログラム(要予約)も開催されるので、日常の喧騒から離れて心身のバランスを取り戻してみては。
八ヶ岳南麓の清里エリアに佇む「萌木の村」は、この地に文化を醸成したいとの考えのもと、約3万2000㎡の広大な敷地内に、ホテルやレストラン、ブルワリー、博物館、ショップなどさまざまな施設が配されている。村内の自然環境はランドスケープデザイナーのポール・スミザー氏が監修。「ナチュラルガーデンズMOEGI」として、地元に自生する品種を中心に、700種類を超える植物を植栽している。その中には絶滅危惧種も多く、そうした種子を保存・管理するシードバンクの役割も担っているという。ガーデンを愛でつつ散策し、「萌木の村ROCK」で自家醸造したクラフトビールを味わったり、希少なウイスキーを揃えるバー「Bar Perch」で一休みするのも一興だ。
「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」は東急リゾートタウン蓼科から車で約20分、別荘地の一角に静かに佇んでいる。46年前にオーナーが移住して開業したハーバルショップで、開拓農家の建物を活用した店舗は素朴で心落ち着く雰囲気。窓の外には自然林と地形を生かしたナチュラルなガーデンが広がる。ハーブも植えられており、木漏れ日の中、そこにいるだけで穏やかで優しい気分になれる。ショップでは安眠やリフレッシュなど、目的に応じてブレンドした20種類以上のハーブティーやオリジナルスパイス、地元産のはちみつ、エッセンシャルオイル、ルームコロンなどが購入できる。
体験できる施設