皆様 こんにちは。フロント喬です。
先週は暖かい日が続きましたが、今週は、冬に戻ったかのような気温に下がりました。くれぐれも体調管理にご注意ください。
今朝、小雨の中、稲取の雛のつるし飾りまつりに行って参りました。
稲取の雛のつるし飾りとは、江戸時代後期から伝わる伊豆稲取地方の独自な風習でございます。和裁細工という作り方は全国でも珍しいので、福岡県柳川地区でのさげもんと山形県酒田地区での傘福共に日本三大つるし飾りと呼ばれます。
雛のつるし飾り祭りのメイン会場は「文化公園 雛の館」と「むかい庵」2つがございます。
本日は、「文化公園 雛の館」を紹介させて頂きます。
名前通り、この会場は文化公園にあり、寺のような建物でございます。会場に入るとすぐに、高さ4メートルの人形台に数十体の人形が飾られ、びっくりしました。更に、人形台の周りは、いろいろな形のお雛様のつるしが飾られ、とても美しい画のように見えました。
係りさんから聞いた話だと人形はもともと私物でしたが、持ち主が「ここがこの人形の居場所だ」と思い、寄付されたそうです。一方、周りのお雛様のつるしは全国各地のおばあさんたちや地元の旅館の女将さんたちから借り、祭りの期間中に展示しているそうです。
雛のつるし飾りを作りながら、子や孫の成長を祈り、女の子の無病息災、良縁を願います。
日本のおばあさんたちの暖かい心を感じ、思わず自分のおばあさんのことを思い出しました。地元の大連の冬は寒いので、毎年おばあさんがセーターを編んでくれました。あまりおしゃれではないですが、優しい心が込められたセーターは、とてもきれいだと思います。ずっと大切に持っています。
日本も中国もおばあさんたちの孫を愛する心は同じでしょう!!
天城高原にいらっしゃる際には、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
祭りは3月31日までです。
ホテルから車で70分
入館料300円