会席【天城】の金目鯛萩饅頭
皆さま、こんにちは。
9月に入り、すっかり秋らしくなりましたね。
ハーヴェストクラブ天城高原のレストランでは、9月1日よりコース料理が秋のメニューになりました。
【実りの秋】【収穫の秋】と言われるように、秋は食材の宝庫です。
特に和食では、秋刀魚や松茸のように、秋の代名詞とも言える食材が多いため、お品書きも賑やかになります。
たくさんの秋のお料理の中で、今回は【萩】と名前がつくお料理についてお話ししたいと思います。
当館の会席【天城コース】の蒸し物も【金目鯛萩饅頭】ですが、他には【萩真丈】や【萩ご飯】、お彼岸のお菓子【御萩】も【萩】と名前のつくお料理です。
お察しがつくかと思いますが、どれも『萩の花に見立てたお料理』です。
とは言え、実際の萩の花は紫色の小さなお花で、私の目からは御萩や萩真丈が、萩の花に似ているとはどうしても思えないのです。
これらのお料理の他の共通点は、どれも小豆を使ったお料理ということです。
私が思うに、小豆の小ささと色が萩の花に似ているのではないかと思います。
ちなみに、春のお彼岸のお菓子【ぼたもち】は『春に咲く牡丹の花に見立てている』ことから【牡丹餅】と呼ぶそうです。
(諸説あります)
いかがでしょうか?
和食のお料理は奥が深く、調べれば調べるほど不思議な事ばかりです。
この仕事を長く続けている私でも、メニューが変わる度に新しい発見があります。
皆さまも、秋のお料理をたくさん愉しんで下さい。
天城高原のレストランでお待ちしております。
萩の花