皆様 こんにちは。
今年はこの季節になっても肌寒く感じられる日もありますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨今の御朱印ブームの中、関西には「西国三十三観音霊場」と称される巡礼が古来より受け継がれています。平安時代には、その土台が形成されていましたので、歴史のある巡礼です。
三十三の霊場の中には、京都の清水寺や大津の石山寺、有馬から比較的近くで安産祈願で信仰を集めている宝塚の中山寺などがその名を連ねていますが、三十三か寺以外にも「番外」と位置づけられている寺院があります。
その中の一つに、神戸市の隣、三田市に所在する「花山院」があります。
花山院の寺号の通り、平安時代中期・第65代天皇 花山天皇に縁の三田の山間にひっそりと佇む庵です。
私が訪れた際は、雨のあいまだったため、より一層お寺のまわりの樹々が青々と茂っておりました。
本堂にお参りをし、御朱印を賜り、境内からの景色を堪能して参りました。
当館からは見ることのできない有馬富士が眼下に映ります。
花山法皇の御詠歌
「有馬富士 ふもとの霧は 海に似て
波かときけば 小野の松風」
にあるように、初冬の時分には雲海のように見える可能性もあるとのことです(早朝のようです)。
また、月に一度、第一土曜日に写経会も催されています。
興味のある方は是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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東光山 花山院菩提寺
所在地:兵庫県三田市尼寺352番地
TEL:079-566-0125
拝観料:無料
駐車料‥普通車 500円(参道維持費として)