旧九鬼家住宅資料館の外観
フロント西中でございます。
本日ご紹介致しますのは、三田市にある旧九鬼家住宅資料館です。
その昔三田市は城下町であり、九鬼氏が治めた三田藩がありました。
旧九鬼家住宅資料館は 三田藩の家老職を代々つとめた九鬼家の当主九鬼隆範が 、
明治初期(明治 8 年前後)に建てた全国でも数少ない擬洋風建築の建物で、
兵庫県重要有形文化財に指定されています。
擬洋風建築とは、明治維新後の純洋風の建築物を大工が似せて建てた建築物です。
旧九鬼家も伝統的な商家のたたずまいと洋風のつくりが一体となったところが見どころで、
一見すると三田にのこる商家のたたずまいと同じですが、正面から向かって左手の 2 階の
ベランダ部分と窓が洋風の作りとなっています。
内部も、畳敷きの伝統的なつくりのなかに 2 階部分に、いろいろな帳簿や書き付け、
古い和本などのページを下貼りにして、襖紙を壁紙にして天井から壁全体に貼りつめた洋間があります。
館内には、九鬼隆範氏手作りの製図用具や定規、設計図用の絵の具や絵皿などの小物が展示されています。
ぜひこの機会に、三田市の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
〒 669-1532 三田市屋敷町 7-35
オープン 10:00 ~ 16:00 季節開館日 月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌日)
春季 3 月 1 日~ 4 月 6 日
夏季 7 月 20 日~ 8 月 31 日
秋季 11 月 1 日~ 11 月 30 日
冬季 12 月 25 日~翌年 1 月 31 日まで( 12 月 28 日~ 1 月 4 日は除く)
※上記以外の季節開館日を除く土曜日・日曜日・祝日を開館する。
交通 JR宝塚線・神戸電鉄「三田駅」から徒歩 10 分
伝統的な明治初期の庭園