畑の様子。ペルゴラ仕立てです。
レストランの宮野です。
イタリア研修ブログ7回目です。
(12月5日から毎週金曜日にアップしているので、見て頂けると嬉しいです。)
前回までイタリアでのお食事の様子をアップさせて頂きました。
今回はトレンティーノ・アルト・アディジェ州にある【ロータリ】というワイナリーについてお伝えしたいと思います。
以前お伝えしたイタリアの南に位置するシチリアのワイナリーとは全く違う環境にあるワイナリーです。
ロータリは2000年にリノベーションし、全ての最新技術を備え設立されました。小さな町の中に佇むロータリ。できた当初は近所の農家の方もこの近代的な建物はなんだ?!と思っていたそうです。
正面には瓶や、スパークリングワインの泡が上昇していく様子をイメージした筒型のモニュメントがあり印象的です。
ロータリの1番の目的は、国際マーケットに通用する生産量を得ること。また最高のコストパフォーマンスであるということと、お料理との相性をとても大切にし造られていることが最大の魅力であります。
1年を通して昼夜の寒暖差があり、スパークリングワインに適したぶどうが栽培できます。そして、午前中アルプス山脈によって冷やされた空気は風となり、ガルダ湖を通り、午後には暖かくなった風が再び渓谷を吹き抜けます。恵の風です。また湖のおかげで適度な湿度を得られ、恵まれた環境で育ったぶどうはロータリのスタイルである豊富なアロマとフレッシュかつクリーンな果実味、酸を与えるワインへとなります^^
畑と醸造所の見学の後、“ロータリ・キュヴェ28”という商品を試飲し、こちらのワインになるベースのシャルドネ4種の比率を自分達で予想して作成するという興味深い体験をさせて頂きました。同じシャルドネでも、ステンレスタンクのみで発酵させたもの、2つ目はステンレスタンクで発酵し熟成されたもの、3つ目はステンレスタンクで発酵しマロラクティック発酵したもの、最後に木樽で発酵したものです。(写真4枚目です。)
試飲したとき、まずはアロマを見て、どの位フルーツなどの香りがあるかを予想しました。そして木樽で発酵したニュアンスがあるかどうか…それによって感じたものに近いシャルドネの比率を多くし作成していきます。こういったことはなかなかできないと思うので本当に夢中になってしまいました・・・^^楽しかったです^^
今回研修に行かせて頂き、シチリアのワイナリーでも感じましたが、自分達の土地に感謝し、その環境で最大限に努力を重ね、愛着と自信を持ってワイン造りをしているのだと改めて実感させてもらいました。熱く語ってくれた醸造家さん達の思いをストレートにみなさまにお伝えして、おいしいワインをおすすめしていければと思います^^
イタリアの写真など、まだまだ見て頂きたいものがありますが、今回でイタリアブログを終了したいと思います。読んで頂きありがとうございました^^
また、熱海にいらっしゃった際に、「ブログ見ているよ!」と声をかけて下さった会員様ありがとうございました^^☆
それでは次回更新は1月20日(火)ムードメーカー勝村さんです^^!
機械でまとめて回転させます。
白いのが酵母です。
エノロゴ体験!
ワイナリーの入口で記念撮影♪