フェウドアランチョのぶどう畑です。
皆様、こんにちは。
レストランの岡田です。
イタリアワイナリー見学研修報告第2弾です。
今回はイタリア南部のシチリア島にある
「フェウドアランチョ」のワイナリーについてお伝え致します。
シチリア島は、地中海の中心にあり、気候はイタリア本土に比べると暖かく、
ぶどうの栽培に適した環境にあります。
今回訪れたワイナリーは、沿岸沿いではなく山奥にあり、
少し肌寒く感じました。
ワイナリーの名前にもある「アランチョ」とは、
イタリア語で「オレンジ」という意味です。
もともとはオレンジ畑が広がっていましたが、
一部を除いてぶどう畑とオリーブの木に植え替えられました。
畑一面には、シチリア島の気候に適した土着の品種のぶどうが植えられ、
農薬を一切使わずに栽培されているため、
ぶどうに対するこだわりが目で見て実感することが出来ました。
選定の際も、ぶどう一つひとつ手摘みで行なっていて、
来年どの枝を残したら、最高のぶどうが育つのか見極めているため、
同じ銘柄でも、ヴィンテージによって良し悪しが変わってしまうそうです。
実際ワイナリーを訪れてみると、生産者の方がどのような思考でワインを製造しているのかを知ることが出来ました。
とてもいい勉強になり、ワインと共にお食事を楽しめるのではないかと感じました。
次回は番外編!!
『イタリアの食文化』についてお伝え致します。
ワインを貯蔵する樽です。
ワイナリーに残されたオレンジの木です。