今回は今市にあるお地蔵様をご紹介します。
日光街道と例幣使街道の分岐点に、【追分地蔵】という高さ約3mのお地蔵様が祭られています。石でできた座ったお地蔵様としては北関東一の大きさで、市の文化財に指定されています。
毎年8月23日に行われる二十三夜祭と9月24日に行われる千灯供養祭には大勢の参拝者が訪れ、地元民には大変親しまれています。
追分地蔵には伝説があります。
初め、弘法大師が日光の憾満ガ淵に立てましたが、洪水で流され大谷川の砂原に埋もれたものを、石工が大石とまちがえクサビを打ちこんだところ、血がにじんだという伝説があります。
今も地蔵の背面にはその跡と称するくぼみがあるそうです。