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日本のマッターホルン、念願の槍ヶ岳…登頂しました!

2024/07/24

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朝日が美しい槍ヶ岳

梅雨が明け、日に日に太陽の日射しが強く照りつける今日この頃、
軽井沢も30度を超える日が続き、夏本番となりましたが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私は先日、念願だった槍ヶ岳登山に挑戦してきました。
梅雨明け前の小雨が降るしきる中、上高地を出発し、
ひたすら梓川沿いを上流へと向かいました。
途中、横尾までのあまりにも平坦で代りばえのしない風景に
早くもめげそうになりながら、なんとか一日目の宿泊地、
槍沢ロッジに到着。ここはなんと山小屋にしては珍しく、お風呂完備!
ずぶ濡れの体にお湯がじんわり浸透し、一日の疲れを癒すことができました。翌日の気象予報を観察するも、天気は荒天から変わる気配がなく、
ただ、午前中はほぼ無風で、昼過ぎから暴力的ともいえるほどの
風速で風が吹くことが分かり、午前中が勝負になると思いました。

翌日、3時半起床、4時半出発。薄暗い中ヘッドライトをつけながら
ひたすら前進、三ツ沢から本格的な登りが始まる頃には雨も一時止み、
うっすら日射しさえ拝むことができました。
しかし、いよいよ始まる最後の急登を前にまた雨が降り出し、
結局、ずぶ濡れのまま槍ヶ岳直下の山荘に10時前に到着しました。
山荘は既に濃霧と暴風雨で、最悪のコンディションでした。
しばらくストーブの前で暖を取り、外に出ては引き返し、また外に出て…
と登る機会を待っていました。私が恐れていたのは、雨よりも風です。
岩を登らないと登頂できない槍ヶ岳では、手袋などはせず素手で登るのがベストとされています。もし強風が吹けば手がかじかみ、しっかりと岩を掴めなくなってしまい、滑落事故にも直結します。そのため根気強く「その時」を待ちました。
そして唐突に好機はやって来ました。ふと外に出ると、雨は止み、風も微風程度、正にアタックチャンスです!目の前の岩に必死にしがみつき、鎖を使い、徐々に高度をあげ、無我夢中で梯子をいくつも登り、ついに最後の梯子を登りきると8畳ほど広さの頂上に出ました!
もちろん、視界はゼロ、濃霧に覆われた中での登頂となりましたが、
ひとまず登り切りました。往復、そして頂上は「貸し切り」状態。ゆっくり自分のペースで昇降することもできました。
最終日は朝から晴天で美しい槍ヶ岳、また下山途中では本場ヨーロッパの
アルプスのような雄大な景色にも出会えました。

圧倒的非日常の中、心地よい緊張感を保ちつつ、巨岩と対峙する時間は
正に恍惚の時間でした。

これからも楽しく安全に、山部でもプライベートでも登山を続けていきたいと思います。
 


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