スタッフがお届けする現地ブログ

旧軽井沢/旧軽井沢アネックス

「木曽路史跡探訪〜バスで走る中山道〜」に行ってまいりました。

2017/03/29

  • My Harvest

  • 0

  • 0

奈良井宿を歩く

今回のツアーも天気に恵まれ、総勢39名様大型バス一台でホテル(第18次 軽井沢宿近辺)を出発です!

今回のツアーの魅力は、何と言っても日本で唯一の中山道資料館を個人で建て、営業をされている「中山道69次資料館」の岸本豊館長にご同行頂いたことです。現地に行ってガイドしていただくのとは違い、バスの中でも「この脇道が、昔の中山道です!」「一里塚の跡が残っています!」「この浮世絵は、この場所から描いたものと思います!」などなど終始話が途切れることはありません。ご参加の会員様からもこんなお声をいただきました。

「いつものツアーならバスの中で寝ることも旅の楽しみなのですが、今回は寝る暇も与えてくれない(笑)」

その言葉通り、左を見て!右を見て!メモを書いて!質問して!と皆様の溢れんばかりの知的好奇心を先生の言葉が刺激します。

いくつか面白い話を紹介します。

「京都から東京に嫁いだ皇女和宮様。20日間かけて中山道を通ったのですが、軽井沢宿近辺で一番大きな宿場町追分宿には泊まらず、その隣の小さな宿場の沓掛宿に泊まりました。なぜか?それは結婚で江戸に行くのに、追分と言う言葉が悪いから(笑)小さな沓掛宿にはには当然布団が足らず、1000組草津から布団を持ってきた」

「須原宿に「木曽のかけはし」と言う銘酒があります。この銘酒のデザインは渓斎英泉の浮世絵ですが、本来かけはしは崖の脇に沿ってついているものです。しかしこのデザインは、かけはしではなく、ハネ桟橋をモチーフにしています。実際のかけはしは描かれていません。こう言うのを、「木曽の欠け橋」と言います(皆様、大ウケ‥)」

「将軍が泊まる本陣と一般開放している脇本陣。今でも残っているのは脇本陣の方が多いんです。なぜか?それは、脇本陣は一般開放もしていたため稼ぎやすかったからでした。幕府運営の本陣は一般のお客を取らず、必要な時のみ稼働しました。なので、幕府崩壊後は運営が成り立たずなくなってしまった」

「塩尻宿。ここは太平洋側から運ばれる塩と、日本海側から運ばれる塩のちょうど合致点。お塩の尻尾と言う意味で塩尻とつきました。別名で太平洋側の塩を表塩。日本海側の塩を裏塩と言いました。ある日ロシアの学生が資料館に来て、日本海側の塩を資料館に展示していたところ、ここは裏塩ストックですね!と言われました」

所々にオチをつけて話すお話は、飽きることがありません。

今回は、軽井沢宿を出発し、追分宿→笠取峠→奈良井宿→福島宿→木曽のかけはし→小野の滝→須原宿→妻籠宿→馬籠宿とかなり詰め込み気づけば両日で中山道を約4キロ歩きました。

そんな行程でも誰一人欠けることなく先生のガイドとともにお楽しみいただきました。

帰りのバスでは、「馬籠宿より先の中山道もやってほしい!坂本宿から軽井沢宿の碓氷峠越えトレッキングをやってほしい!」とお声をいただきました。

今回のツアーではご参加の皆様の幾つになっても知識を増やしたい、学びたいと言う姿勢と熱を同行させて頂いた私たちが勉強させていただきました。

今回のように、旧軽井沢では5月御朱印集め、6月チャツボミゴケを見に行くトレッキングと企画が続きます!この企画も皆様がワクワクするような催しをご用意しておりますので是非ご参加ください。
  • 笠取峠の松並木を歩く

  • 水舟の街須原宿の用水路脇も中山道

  • 馬籠宿から妻籠宿に向かう中山道脇は絶景です。

  • 小野の滝、こんなところも中山道

  • My Harvest

  • 0

  • 0

この記事が楽しめるのは旧軽井沢/旧軽井沢アネックス

旧軽井沢/旧軽井沢アネックス

〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1178-493

週間人気記事ランキング

月間人気記事ランキング

施設一覧(ブログ数)