こんにちは。ハーバルスパの小針です。
ここ数日暖かい日が続いています♪
現在、那須は桜が満開です!
今日も通勤時に思わず見入ってしまい、初めて通る道かのようにトロトロと走行してしまいました。
春は穏やかな陽気でウキウキした季節のイメージですが、季節の変わり目でもあるため、
身体の不調を起こしやすい方が多いです。
その身体の不調・・・もしかしたら【カパ】の仕業かもしれません!
アーユルヴェーダでは、自然のエネルギーから体が構成されていると考えられていて、
そのエネルギーを「ドーシャ」と呼んでいます。ドーシャには
【ヴァータ(風)】 【ピッタ(火)】 【カパ(水)】の3つの名前に分けられています。
この3つのドーシャは全ての人に宿っていて、それぞれの働きで生命を支えています。
3つのドーシャのバランスは人それぞれ違っており、それがその人の「体質」となります。
ドーシャとは、一般的には「体質」という意味で広まっていますが、本来は[不純なもの][病素]
という意味があります。アーユルヴェーダでは、このドーシャがバランスの取れた状態を「健康」と位置付け、
反対にバランスが崩れると健康を損なう状態になると考えられています。
ドーシャのバランスは常に同じではなく、日々変化するものです。人それぞれ増えやすいドーシャがあり、
その人本来のバランスよりも増えすぎてしまったときに不調となります。
桜のキレイなこの季節、春は1年のうちでカパが優勢になる季節です。カパは、水のエネルギーです。
冬の間、身体に蓄積されていたこのカパのエネルギーが春になると緩みはじめ、体の外に流れ出します。
体のだるさや花粉症、風邪、咳、鼻づまりなどの呼吸器官に不調が出るのも、このカパのエネルギーによるものです。
カパが増大すると、体がむくみ、体重が増え、心身ともに錘(おもり)がついたようになります。
ここで改善策として、身近にできることは温度管理です。まだ寒さの残るこの時期は、冷たい飲み物を極力控え
身体を冷やさないようにすることで、カパのエネルギーを増やさないことが重要となってきます。
その日冷えてしまった身体には、夜、必ず浴槽に浸かることで身体を暖め、その日のうちに暖かく戻しておきます。(暖かい季節になると、薄着で外出されることが多くなりますが、上着など持ち歩きこまめに温度調節を行ってください)
運動をして汗を流したり、旬の春野菜(苦味のあるもの)を食べ、冬の間にため込んだ毒素を排出することも大切です。
また、アーユルヴェーダのオイルマッサージでは、ドーシャを整えるだけでなく体内の浄化・バランスの調整・
デトックスも行います。特に「アヴィアンガ」と呼ばれるオイルマッサージがお薦めであり、過剰なドーシャを
溶かしてバランスを整える効果があります。
今回は春の季節にちなんで【カパ】をご紹介させていただきましたが、冒頭の部分で
「3つのドーシャのバランスは人それぞれ違っており、それがその人の「体質」となります。」と書きました。
この時点で「私のドーシャ(体質)って何だろう?」と気になられた方もいらっしゃるかと思います。
ご自身の増えやすいドーシャを知り、バランスを整えることで、身体を健やかに維持&促進することができます。
ドーシャ(体質)診断はネットで簡単に調べることができます♪ご興味のある方はぜひ検索されてみてください!
今日もポカポカした陽気でウトウト眠気におそわれましたが、( ゚д゚)ハッ!!これも【カパ】の仕業??