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3/27イベント パリを魅了した画家「藤田嗣治」の世界

2025/03/30

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軽井沢は小さな美術館がたくさんあります。

今回開催したイベントは、2年前にOPENした

世界で初めて「藤田嗣治」の作品だけを展示した美術館「安東美術館」で

学芸員さんの案内の元、作品はもちろんの事、彼の人生の興味深いお話を伺ってきました。

 

安東夫妻が約20年にわたって収集してきたコレクションが展示されていますが

藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品が約200点も見る事が出来ます。

外観からはわかりませんが、ものすごい見応えです。

 

藤田嗣治は興味深いエピソーソに事欠かない画家です。

 

彼は医者の家に生まれるが、東京美術学校へ進み、

卒業後はフランスに渡り、モディリアーニらとともにエコール・ド・パリの

代表的画家として活躍、当時のパリの大スターでした。

当時、パリには多数の外国人画家がいましたが、若くしてスターになったという

意味で藤田にかなうものはいない、と言われています。

特に裸婦に代表される「乳白色の肌」の美しさは、多くの人々の心をとらえました。

彼は生涯で5回結婚しており、また女性の友人知人もたくさんいた、という話を

聞きながら、美しく透明感のある裸婦の作品を見ていると心をつかまれます。

 

第二次世界大戦中は従軍画家としての活動を余儀なくされ、いくつかの戦争画も

発表しています。戦後、戦争に協力したという罪で避難された藤田は、

フランスへ渡り、フランス国籍を取得し日本に戻ることはありませんでした。

学芸員さんから、その辺りのお話も聞く事が出来ましたが、

当時パリで大スターであった藤田への嫉妬ややっかみなどがあったのではないか、

との事、どんな気持ちで日本国籍を捨てたのか、と思いを馳せました。

 

本当に興味深いお話ばかりで、とても楽しい時間でした。

たくさんの作品達は、いつまでも見た人の心に残り続けるものでした。

おしゃれなカフェも隣接しておりますので、まだ訪れた事のない方は是非、

お立ち寄り頂ければと思います。

 

軽井沢安東美術館

長野県北佐久分軽井沢町東43番地10

軽井沢駅北口から徒歩8分


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〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉238-1

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