こんにちは、ラコルタの重田です。
今回は、日本で一番有名なイタリア料理「パスタ」についてのお話です。
皆様はその語源をご存知でしょうか?
例えばスパゲッティ。語源は「紐(ひも)」を意味するSpagoと言う言葉です。
パスタの中でも、「○○風」と言われるものを紹介致します。
全3部作の予定ですので、お見逃しなく!!全部覚えれば、「私は知ってますよ」という優越感に浸りながらパスタを食べれますよ。(笑)
まずはカルボナーラ(alla carbonara)。炭焼きのことをcarbonaioと言って、alla carbonaraは「炭焼き風」という意味です。ベーコン、卵、チーズで和えたパスタに黒コショーを振りかけます。元はラツィオ州というローマあたりの郷土料理でした。なぜ炭焼き風かと言うと、振りかける黒コショーが炭に見えたからだそうです。
次にプッタネスカ(alla puttanesca)。娼婦のことをputtanaと言い、alla puttanescaで娼婦風という意味です。トマト、アンチョビ、黒オリーブ、ケッパー等を使ったソースです。なぜ娼婦風かという所は本によって異なり、「客引きに使うほど美味しいから」や「娼婦の家にでもある物で作れるから」などという説があります。
次にアラビアータ(all'arrabiata)。arrabiatoが「怒っている」という意味で、all'arrabiataとなると「唐辛子を使った」という意味合いになり、食べてる人が怒るほど辛いパスタということだそうです。
次がコンタディーナ(alla cantadina)。contadinoが農夫、農民という意味で、農家風、田舎風と訳されます。本場では野菜とソーセージを合わせたパスタを指すのですが、ソーセージがないものもあるようです。
本日ラストは、ペスカトーレ(alla pescatora)。pescaが魚釣りの事で、pescatoreは漁師さん。ちなみにpesceが魚という意味です。alla pescatoraは上記の事からも察しが付くかと思いますが、漁師風という意味です。イメージではトマトソースに魚介類の入ったパスタですが、トマトソースでなくてもペスカトーレになります。