いよいよ7月になり、夏休みの予定を立てている方も多いのではないでしょうか?本日は【ウミガメの自然観察と、子ガメ放流】のイベントをご案内します。HVC浜名湖から車で60分弱南へ向かうと、遠州灘の波が打ち寄せる中田島砂丘があります。日本三大砂丘の一つである中田島砂丘は、アカウミガメの産卵場所にもなっています。6月29日の早朝、アカウミガメの保護調査を行っている「サンクチュアリジャパン」の産卵調査に同行させていただきました。中田島砂丘の自然、人間の手で壊れてしまった砂丘のバランス、アカウミガメの実状のお話を聞きながら、約3Km歩きました。そして、その日産卵があった場所を見つけました。大きなカメが重い体を少しずつ前に進めて、浜に上がってきた足跡を見てカメのパワーに感動しました。産み落とされた卵を安全な場所に移動させるために、穴を掘り起こすと、ピンポン玉大の白い卵が104個もでてきました。温かくて、殻の柔らかい卵にふれることができ、参加者の皆さんは喜んでおられました。夜中にふ化した子ガメは、明るい方へと向かいます。近年では海よりも街の方が明るいので、ふ化した子ガメは陸に向かってしまい、車にひかれるようになってしまったそうです。これを防ぐため、卵を安全な場所へ移動させ、ふ化した子ガメを海へ放すということを、サンクチュアリジャパンで行っています。今回ご紹介した自然観察会は、7月6日(日)AM4:00 HVC浜名湖発にて送迎がございます。また、8月18日(月)~22日(金) 8月25日(月)~28日(木)PM4:00 HVC浜名湖発には、ふ化した子ガメを海へ放す、放流会への送迎がございます。アカウミガメの自然にふれる、夏休みの貴重な体験の一つとして、ご参加されてみてはいかがでしょうか? 編集者 フロント岡野