おはようございます。
フロント 有賀です。
最近は箱根もめっきり寒くなりました。
本日は最低気温12℃とあと少しで10℃を下回りそうです。
秋があっという間に過ぎ去りそうで怖い今日この頃です。
箱根の秋といえば、紅葉、すすき、虫の音ですが、今回は紅葉の豆知識を一つ。
モミジにカエデ、イチョウにブナ。紅葉は日本の秋の代名詞ですよね。
しかし、なぜ「紅葉」と書いて「モミジ」と呼ぶのでしょう。
当たり前すぎて、考えてもみない人が大半だと思いますが、今回は考えてみてください。
調べたところ、「もみじ」という言葉は「草木の葉が赤、または黄色くなる」という意味の動詞「もみず」(紅葉ず)に由来するそうです。その連用形「もみじ」が、葉の色が変わることや、紅葉そのものを指す名詞へと変化したのです。
また、「もみず」の語源として有力な説は、染め物の「揉み出づ(もみいづ)」のようです。紅花染めにはベニバナの花びらを使い、この花びらには紅色と黄色の2種類の色素が含まれております。真水につけて揉むと、黄色。アルカリ性の灰汁(あく)に浸して揉むと、鮮やかな紅色を「揉み出せる」のだそうです。そのため、「紅葉(モミジ)」と呼ぶそうです。
因みに昔は「黄葉」と書いて、「モミジ」と呼んでいたそうです。
日本のどこでも楽しめる紅葉。
実は、紅葉する落葉樹林がまとまっているのは、東アジアの沿岸部と北アメリカ大陸の東部、ヨーロッパの一部にすぎません。日本は国土のおよそ7割が森林で様々な落葉樹が生えており、寒暖の差もあるため美しい紅葉がいたるところで楽しめます。
日本に生まれてよかったです。
写真は箱根翡翠の中庭です。
ところどころ紅葉が始まっており、緑と黄、赤の色が風景に混ざり合い、秋が訪れる前の美しい景色となっております。ぜひ、箱根翡翠にご来館の際は、中庭をご覧になってください。