こんばんは。フロントの栗原です。
本日7月3日(日)に行なわれました宿泊者の方限定の特別演奏会。
セントミッシェル教会でのナイトコンサートについて、ご報告させていただきます。
今回の演奏はボーカルの方とアイリッシュブズーキという少し聞きなれない楽器を使った演奏でした。
一番上の楽器がアイリッシュブズーキという楽器です。
今回演奏してくださった演奏家は、ご夫婦で演奏活動をされており、ボーカルが 『小島 美紀 さん』 アイリッシュブズーキを演奏しているのが 『小島 崇 さん』 です。
わたしは本日の演奏を聴くまで、アイリッシュブズーキという楽器の存在を知りませんでした。
元々、ブズーキというギリシャで発明された楽器(洋ナシを半分に割った形のボディと長いネックを備えた弦楽器)があります。こちらの楽器がリュート属でマンドリンに似ていると言われています。ピックを使用して演奏され、特徴としては鋭い金属的な音がするようです。
こちらのブズーキという楽器が20世紀半ばにアイルランドに渡って進化したものが、アイルランドの民族楽器となり、『アイリッシュブズーキ』 と変化を遂げたようです。
今回演奏いただいた曲は全部で8曲でした。
みなさんが知っているようなメジャーな曲からオリジナルの曲まで、どの曲も綺麗な曲で聴き入ってしまいました。
アイリッシュブズーキの繊細な弦の音と透き通った女性ボーカルの声が素敵で、心洗われるようでした。
小島 美紀 さんの歌声は優しい歌声の中に芯があり、力強さを感じました。
お客様の中には、席を立ち拍手し、「ブラボー」というお声を上げている方もいらっしゃいました。
曲の合間のトークも息ぴったりで、阿吽の呼吸というのを間近に感じました。
ご夫婦ならではのやわらかな空気感が心地よく、いつまでも聴いていたいなあと思ってしまいました。
8曲中2曲はギターでも演奏をしてくださり、アイリッシュブズーキとの音色の違いをよく感じることが出来ました。
わたしが一番心に残った曲は『シューラルーン』という一曲です。
この曲は、戦争に行ってしまった恋人や子どもを想う女性の心情を歌っている曲で、とても切なくなり心がきゅっとなってしまうのですが、何故だかまた聴きたくなってしまうようなそんな曲でした。
曲が終わってからはとても気に入って、CDをご購入されているお客様もいらっしゃしました。
そして、ホテルに戻って一番顔がほころんでしまった出来事が、バスを降りた多くのお客様が、那須の空を見上げたことです。
2曲目の演奏曲が「那須の星空をイメージした曲」というご紹介で、みなさまそちらを思い出し、那須の空を見上げてくださったのだと思います。
今夜も素敵なナイトコンサートをありがとうございました。
そして、ご一緒に参加してくださった皆さま、素敵な時間をご一緒できて良かったです。
今回ご参加されなかった方も、ぜひ次回は有意義な時間を共有してみませんか?