こんばんは。フロントの栗原です。
本日は那須の殺生石で行われる伝統的なお祭りである『御神火祭』のイベントがありましたのでご報告させていただきます。
まずは御神火祭についてご紹介いたします♪
【御神火祭のいわれ】
なんどとなく噴火する茶臼岳の怒りを鎮めるため、那須温泉神社に詣で無間地獄の火を採火し「御神火」として崇めるようになりました。以来、無病息災と豊作を祈る行事となりました。
【御神火祭と九尾の狐】
「御神火」の後方に殺生石があります。昔、インド、中国、日本と渡った「白面金毛九尾狐」が悪さをして石に身を変えたと言われています。九尾の狐も狐化粧、九尾太鼓、九尾の市として、御神火祭に参加して、祭りを盛り上げているのです。
【教伝地蔵と千体地蔵】
昔白河に素業の悪い「教伝」という坊主がいました。ある日、那須温泉に湯治へ。ここ賽の河原を見物していた時、火災地獄に落ち亡くなってしまいました。日頃の素業の悪さが祟ってしまった様です。その後、江戸時代に地蔵を建立して親不孝の戒めとして供養を行いました。昭和50年代に二代目地蔵を建て、その時千体地蔵も造られました。「教伝」が果たせなかった親孝行や現在に即した家内安全、交通安全の願いが込められています。現在は900体以上が寄進されています。
本日は昼間からずっと曇り空であった為、雨が降らないか一日中そわそわとしていたのですが、なんとか最後まで雨が降らず行事が執り行われました。松明を持った150人もの人たちが、一列に並んで歩く行列は綺麗で幻想的でした。
そして、御神火の点火時は一瞬にして火が燃え上がる姿に会場全体から自然と「お~!!」という声が上がっていました。点火と共に伝わってくる火の熱さや、飛び散る火の粉に感動を覚えました。
今回、那須でしか体験することのできないお祭りにご参加いただきました23名の皆さまありがとうございました。「感動した!」「楽しかった!」という皆さまのお声をたくさん聞くことができ、とてもうれしく思います!
また来年も開催する予定でありますので、もしご興味のある方はぜひご参加ください!もちろんリピーターの方も大歓迎です!お待ちしております♪