雛の館
皆さんこんにちは。フロントの杉山です。
本日は13日より17日まで無料送迎イベントを行います“稲取つるし飾り”をお客様と一緒に出掛けて参りました。
雛のつるし飾り発祥の地である稲取温泉までホテルから車で約50分。つるし飾りの風習は江戸時代後期を発端に始まったそうです。
展示場も多数ある中で、文化公園 雛の館へ行って参りましたが数え切れないほどのつるし雛に圧倒されました。
つるし雛は、雛人形を購入できない家庭では長女の初節句に、無病息災、良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊すものとして庶民の雛壇代りでもあったそうです。つるし雛の1つ1つに母や祖母の気持ちが込められて娘の成長を願う強い思いを感じました。
「稲取のつるし飾り」、「福岡県柳川市のさげもん」、「山形県酒田市の傘福」は日本三大つるし飾りと呼ばれておりますが、人形をつるして飾るという共通点はありますが、人形の種類や展示の方法、意味合いなどが各地区での特徴があるようです。
“金目鯛”は稲取名物の縁起物でおめでたい事には欠かせない。
“枕”は寝る子は育つの言い伝え。
“サル”は厄が去る。
“三角”は香袋。お香は貴重品であり、気を静めるには薬代わりで もあったようです。
1つ1つが手作りの為、形も違い心が温まる思いでした。
河津さくらも今年は開花が早く、原木が満開となり、河川敷の桜も7分咲きまで来ており見ごろを迎えています。
稲取から河津まで車で約15分。少し足を延ばして、つるし雛と合わせてご覧になるのもおすすめですよ。