スタッフがお届けする現地ブログ

箱根甲子園

2025/03/10

シリーズ:箱根旧街道を歩く(箱根峠~三嶋大社)[5]

2024年4月に「箱根峠越えウォーク大会」に参加しました。 箱根湯本から三嶋大社までの28km。完歩しました。 箱根八里であれば小田原宿から三島宿までの32kmですが、 箱根湯本からなので28kmです。 歩いた実体験からの箱根旧街道の魅力をシリーズでお伝えします。 箱根峠の先は静岡県で、西坂です。西坂にも数々の坂の名があり、 箱根峠から順に、甲石坂、石割坂、大枯木坂、願合寺坂、上長坂、 下長坂、大時雨坂、臼転坂、愛宕坂と続きます。 尾根道行く西坂は、東坂とは違った景色を見せてくれます。 甲石坂は、坂道の途中に、かつての豊臣秀吉ゆかりとされる兜石が あったことから甲石坂と呼ばれ、箱根竹におおわれた坂道は往時の 風情を伝えています。 願合寺地区の石畳は、江戸時代の絵図には6か所の石橋が描かれており 発掘調査で出土した「一本杉の石橋」が往時のままの姿で保存されています。 山中城跡の腰巻地区の石畳は、山中城の堀を一部埋めたてて街道を造ったとされています。 この地区の石畳も良く整備されていて歩いていてとても楽しいです。 笹原新田は、東海道の整備にともない開かれた5つの新田集落のひとつで、 このあたりまで峠道を下ると視界が開け、駿河湾と伊豆半島を一望できます。 笹原一里塚、錦田一里塚と過ぎると箱根旧街道の「松並木」を通ります。 約1km続く松並木は現在の東海道では最長です。 そして今回のゴールの三嶋大社。 是非、機会がありましたら箱根旧街道の東坂、西坂と歩いて見てください。  

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